猪猟終猟報告
猟期も終わり、狩猟者登録証の返納も済ませられたことと存じます。
実際猟期が終了しますと、無事故で過ごせたことを感謝すると同時にホットする気持ちになるのは、自分だけではないのではないかと思います。大物猟も今猟期は、病気で来られる機会が少なかったA.K氏を除いて皆さんに発砲する機会があり大変恵まれたシーズンでした。
特に発砲するだけでなく、日頃の射撃で培った腕前を存分に発揮され射獲するのが難しいとされる10貫目足らずの当歳子を始め、半矢になり犬が止めていた30貫の猪を指示に従い、タツを立ち追跡し此れを射獲したA.S氏はその運動能力もさることなれど、獲物に集中する精神力もたいしたもので諸先輩からも、お褒めを頂き今後の成長が楽しみな一人です。
又今回初めて猪を射獲したM.H氏は、鳥猟の経験はあれど猪猟の経験は浅く熱心に先輩について頑張った結果幸運の女神が笑んで、念願が達せられました。
Y.W氏はこれまた頑張り屋で、猟期初めに逃したチャンスを引き戻し見事コンボウを射獲。K.S氏については、過日御報告しましたが、その後も、コンボウを2頭射獲、皆さんに腕前の確かさを披露し、後輩の良き相談相手となり隊を盛り上げて頂きました。
かく言う自分は、納会当日の午前中の山で最初で最後のチャンスに2頭獲らせて頂きました。会長がよく言われることで猪猟で外したことが無いなどという人は嘘っぱちで、外すことを恐れてはいけないと、よく我々に話してくれます、実際今猟期中に多く獲られた方の中にも、失中された方もおられます。
親方が、終猟間際のある日、ここ何年間何回か、あったチャンスを物に出来ずこの日も外してしょげていた隊員の方に、当るまでチャンスがあれば撃てばいいと話していたのを聞いていた、隊員の一人が、ありがたいですと自分に話しておりました。
大物猟では、大勢で猟をするため失中すると、隊の皆さんに迷惑掛けた事に責任を感じるのは誰しもで、それも重なれば、その隊員の気持ちは幾ばかりか、自分も悔しい思いを何回か経験した者として、親方に声を掛けられた隊員の気持ちが手にとるように分かる気がします。大物猟をする者が通らなければならない道だと思います。
少ないチャンスを生かす為、安全に狩猟を行う為、非猟期中に山の研究、射撃練習に励んでいきたいと思います。ちなみにお世話になっている猟隊の今シーズンの猟果は、土日、休日の出猟なれど29頭でした。豊猟に感謝致します。
お断り 写真の掲載に関しましては、本来射獲した人、全員の勇姿を掲載したいのですが、自分がカメラをリュックに入れて準備はしているものの、山が違ったり、山から下りたら肉になっていたりでカメラに収めることが出来ず、又、集合写真のように他の人物が写っている場合は、H.Pという特殊性から掲載しない様にしておりますので御理解頂きたく思います。
今猟期中の猟果を御紹介させて頂きます。
K.S氏 雄23貫雄22貫コンボウ2頭合計4頭
A.S氏 雄30貫コンボウ1頭合計2頭(右写真)
M.H氏 雌10貫1頭
Y.W氏 コンボウ1頭
K.S 雌14貫コンボウ1頭合計2頭
総合計10頭
written by K.S 15/02/2001