2003年実猟研修会報告
2003年12月7日
12月初旬、茨城県某所。関東の最大水流、利根川沿いにて上野支部の実猟研修会が行われました。
毎年お世話になっている鴨の鳥屋猟です。鳥屋のご主人、H氏宅前に早朝より集まった皆さんの顔はそれぞれ期待に胸を膨らませる子供のようです。すでに前日より泊り込みで来ている先発隊の情報ではなかなかの好猟とかで、一同期待は否が応にも高まります。
ここで会長、実猟部長の挨拶、安全第一を肝に改めて銘じ、準備に取り掛かります。
それぞれ荷物や食料、船の準備など、手際よくこなしおとりの準備などを終えて準備完了、あとは日の出を待つのみです。
鳥屋は3部隊に分かれました。第一部隊は会長、実猟部長をはじめとするベテラン部隊。第二部隊は大魔神O氏を筆頭とする「やったるでぇ部隊」、私たちの第三部隊はトラップ名人部隊(私を除く)という構成です。
しかしこの日は冬というよりは小春日和、日の出近くになって霧が出てきました。日の出時刻をとうに過ぎてもどこの鳥屋からも音がしません。なにやら不穏な空気。予感は的中、霧にまぎれてカルガモ5羽が気がついたときには頭の上に来ていました。「あーっ、やられた」なぜか不思議なことにこのあとすぐに霧は晴れます。
その後もそれぞれの鳥屋でチャンスをモノにした部隊もあれば気合が空回りした部隊もありでそれぞれ皆さん楽しまれたようです。
このあとH氏宅にて早目の夕食をいただき、楽しい話にしばらく耳を傾け、それぞれ帰宅しました。
毎回ながら実猟研修会においては実猟部長をはじめとする準備に協力頂いたW氏、O氏、N氏、今回は仕事で参加できませんでしたがK氏の助力、さらには鳥屋の管理をしていただいているH氏のそれぞれの御協力があって始めて楽しい研修会をすることができます。
この場を借りて参加頂いた皆さんに御礼を申し上げるとともにまだ残りの猟期の安全、豊猟を祈念して実猟研修会の報告としたいと思います。