秋季射撃研修会報告
2003年10月4日

 平成15年11月14日をもって私たちが永年にわたりお世話になってきた軽井沢国際射撃場が近隣への環境問題などにより閉鎖することになりました。
 閉鎖まであと一月に迫った10月初旬、私たち上野猟友会にとっても軽井沢では最後の射撃会。楽しい思い出がいっぱい詰まった射撃場に感謝しながらのラウンドです。
 今春の射撃会では記憶にないほどの大雪で中止、また霧で前が見えない、なんてこともありました。
 また、名物射場長の江田氏には射技の指導のみならず今後の射撃場のことなどいろいろなことを教えていただきました。集合時の最後の挨拶では少しこみ上げるものがありました。



 澄み渡る青空の中、軽井沢国際射撃場にて本会は行われました。
 参加された方々皆さんがいろいろな思いを込めて射撃開始です。

 今回から来年5月の支部対抗戦の予選開始です。来年は是非とも優勝旗を奪還しなくてはなりません。 スコアは気になりますが、やはり安全第一、みんなで声を掛け合いながらの楽しい射撃会です。 しかしながら今回はやっぱり「最後」という思いからでしょうか、みんなスコアが伸びません。

そんな中で快調にスコアを伸ばしているのは最長老、K氏です。持ちハンディにたよらず堂々他を引き離しての圧勝でした。


軽井沢の牢名主、その名を全国に轟かせた大魔神・O氏も負けん気人一倍の支部長も「これには参った」というところでしょうか。
 実射最高得点者に贈られる尾中杯は支部長が久しぶりに手中に納めました。尾中杯はO氏と支部長の間を行ったり来たりです。いいお手本が二人もいるのですから私たちも精進してあの盾に名前を刻めるようにがんばります。
 本会が終わってからがこの猟友会の違うところ。ここからエンジンがかかりだして、ある人は猟の銃の調整を、ある人は本会で調子の悪かった種目の再チェック、ある人は公式セットでの国際式トラップの練習とガンガン撃ち始めます。
 すっかり日が暮れて日帰りの人を見送って泊まりの皆さんは旅館へと向かいます。
 旅館でもこれから始まる猟期の話や射撃や銃の話に花を咲かせ、親睦を深めました。

 軽井沢射撃場の皆さんには長い間大変お世話になりました。私たちはこの射撃場に大きく育ててもらいました。ここで教えてもらった射撃マナーや射撃場のあり方、狩猟の楽しさなど、これから猟師・射手を目指す方々に永く伝えていきたいと思っております。
 本当に長い間ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

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