上野猟友会2004年春季射撃会報告

 永年お世話になってきた軽井沢射撃場が残念ながら昨年秋に閉鎖となり、今年の春季射撃会は平成16年4月3日、ニッコー栃木綜合射撃場で土曜日一日の開催となりました。
 この射撃場は東京から近く、またクレー射面数も7面と多くライフル射面まで設備されていることから以前より私たちにはなじみの深い射撃場です。
 昨年秋に当地で行われた「一都五県親睦ライフル&スラッグ射撃大会」には上野支部からも2名の選手が東京都代表として出場し、見事5年連続12回目の団体優勝に大きく貢献しました。
 ここにはトラップ、スキート兼用面もあることから例年開催しているフィールド射撃会にはもってこいの場所です。
 毎回多数の会員の皆さんにさらには各方面から協力射手の方も多く集まり今回も賑やかな射撃会を開催することができました。


 今回の射撃会は5月に行われる東京都猟友会支部対抗射撃大会の予選第2ラウンドです。
 昨年秋の射撃会の結果に今回、さらには4月18日開催の東京都猟友会のフィールド個人戦を合計して上位4名の選手を選出するという他には例を見ないクオリティの高い選手選考方法です。前回支部対抗では惜しくも2位、という事もあって各射手気合が入っており、「今年こそ」を感じさせます。

 試合は最初にスキート2ラウンド、その後、10m、5mダブルと進みます。今回始めてこの射場を使用したこともあって各射手スコアメイクに苦しみます。特に5mダブルトラップは規定よりも角度もあって大変難しいセットでした。
 普段ならばダブルでは8割を下回ることのない上野支部の誇るつわもの達もきりきりまいの状態です。そのなかでダブルトラップを唯一8割アップの驚異的なスコアで撃ち上げた菅野 朗氏が実射最高得点者に贈られる「尾中杯」を獲得しました。この盾は過去何年も周東支部長と、「全国2位の大魔神」大原正人氏の間を行ったりきたりでしたが菅野氏が2回目の盾獲得となりました。


 本会優勝は今回協力射手で参加の王子支部安部盛夫氏が獲得、次回秋の那須の射撃会まで「田中杯」トロフィーをお預けすることになりました。70歳を超える超ベテラン射手ですが、思い切りの良い射撃といつも元気なおしゃべりにはこちらもタジタジです。安部氏には参加者全員に農家直送の産みたての卵をプレゼントしていただきました。
 また安部氏の他に毎回射撃会に協力射手として参加いただいている井上義廣氏からも多くの景品を頂戴しました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 ただひとつ残念なのは廣瀬副会長が怪我のためおやすみ、楽しみにしていた昼食はいつもはおでんを囲みワイワイ賑やかだったのですが少し寂しいものになりました。次回は是非みんなでおいしいおでんを囲みたいものです。


 次回秋の射撃会は那須国際射撃場で10月2日(土)、3日(日)と泊りがけでの開催です。
 次回も多数の皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。